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散歩で一服

エー、春だからね、散歩に行きますよ。鼻歌Podを持って出かけましょう。

八「おっ、隠居じゃねえか。なにしてんだい」

隠「みりゃ、わかるでしょうが、散歩ですよ、散歩」

八「みてもわからねえから聞いたんだよ。どうみたって、散歩って感じじゃないね。背中丸めてもそもそ歩いてさ。散歩ってのは、こうやって、胸を張ってな、腕を振って、いっち、にっ、いっち、にっ、って歩くんだよ」

隠「あたしはね、そういうのが似合わないの」

八「偏屈なじじいだぜ。おいらは用事があるんだ、隠居と遊んでいる時間はないんだ。行くぜ」

隠「ああ、ちょっとまった。ほら、鼻歌Pod聞かないかい」

八「聞かないかいって、要するに隠居の鼻歌を聴くってことだろう、いやだよ。ほんとに、おいらは忙しいんだ。じゃあな」

隠「ああ、行っちゃったよ。散歩続けますかね」

隠「しかし、なんだね、一人で散歩ってのは、馬鹿みたいだね。でも、確かに、八の言う通りだね。やっぱり、胸張ってね、いち、に、いち、に、って歩いたほうがいいね」

まぁ、そんなわけで、あたしは散歩を続けたわけであります。散歩の時はね、息を吸ったり吐いたりするね。まあ、当たり前だ。息をしないと生きてけない。

息をするのはね、リズムに乗ってね。一、二、三、ってかんじだな。うん、いいね。三拍子で息をしよう。スロー、スロー、クィクィってなもんだ。いいね、社交ダンスだ。ワルツだね。

せっかく、持ってきたからね、鼻歌Podを使いましょ。鼻歌Podったてね、なんか、ものがあるわけじゃないんですよ。あたしが鼻歌を歌うんですよ。

しのびあうこいおおお
つつむよおぎりよお
しぃぃってぇいるのかぁ
ふぅたぁりぃのなぁかぉぉ

いいね、石原裕次郎は。なんていいながら、散歩しますよ。ほほほ。われながら乙だね。あたしの鼻歌がいいのか、鼻歌Podがすぐれもんなんだか、わかりませんけどね。でも、なんで、鼻歌Podは売れないんでしょうね。イヤホンを使わないから、耳も悪くならないし、電池もいらないから、お金もかからないし。いいとこばかりなんですけどね。まぁ、難点といえば、音漏れするから、周りの人に迷惑なくらいですかね。
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by garumaru | 2006-04-13 20:24
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隠居の研究所
by garumaru
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登場人物
隠居

八五郎=隠居の隣人、植木職人

熊吉=隣人、大工

電気ポット=主人公
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