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金は天下の回りもの

えー、お金ってものは、人から人へと回りますな。銀行なんかそうですな、人様のお金を預かって、そのお金を運用して、儲けた分を利子として、お金を預けてくれた人に返しますな。そんな風に、お金というのは回ってる。いま使っても、きっと、帰って来いよーっていって、お金が帰って来るのを待っているんです。

えー、だから、お金を預かる銀行の人がずるをしてはいけませんな。人様から預かったお金を使ったり、銀行に預けている人の名前や住所を、他の人に教えてはいけませんな。変な人に教えると、ああ、あいつは、あの銀行に預けているから金があるな、よし、泥棒に入っちゃぇなんて思われてしまいます。そんなわけで、銀行の人がずるをするとお金が回らなくなります。

八「おっ、隠居、いるかい」

隠「おう、八かい。今日はどうした。仕事はないのか」

八「これから行くところよ。その前に、隠居が、この寒さで死んでんじゃないかって娘が言うもんだから見に来たのさ」

隠「あたしは、ぴんぴん生きてますよ。まったく」

八「それでね、娘が言うには、銀行の人がね、預けている人の住所とか、名前を、変な人に教えて警察のご厄介になってるって言うんですよ」

隠「ああ、そうそう。そんな事件が最近起きましたね」

八「そんでね、隠居が心配してね、銀行に預けているお金を、おろしたんじゃないかって。そんで、家の中にしまいこんでんじゃないかって。それでね、隠居の家は物騒だから、お金をしまっとくと盗まれるかもしれねえ。だから、うちで預かってあげようって、かかぁと相談したんですよ」

隠「お前に似合わず優しくて、気が利く奥さんだね、でもね、あたしはね、銀行にお金なんか預けてないんです」

八「うん、じゃあどうしてんの。家においてるんなら、おいらが預かるよ」

隠「(涙目で)口も顔も悪いけど、いいヤツだねえ。あたしのお金のことを心配してくれて」

八「そうよ、おいら、心配なんだぜ。さあ、金よこしな」

隠「それがね、あたしは貯金がないんだよ。だから、お金が一銭もない」

八「しょうがねえなあ。他を当たるか」

なんてんで、八がいってしまいました。まあ、銀行がね、横領したり、預金者の情報を流したりするとね、それに、ペイオフのこともあるし、なんだか、自分家の箪笥に現金をしまっておく気持ちはわかりますね。そんな、箪笥預金をねらうヤツもたくさんいるからね、危なくてしょうがないよね。銀行もしっかりしてもらえないかね。
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by garumaru | 2006-02-09 18:56 | エコロジー
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隠居の研究所
by garumaru
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登場人物
隠居

八五郎=隠居の隣人、植木職人

熊吉=隣人、大工

電気ポット=主人公
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