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エアー・バンド

えー、最近は、エアーギターにこってましてな、なんでも、最近、流行なんだそうで、曲をかけながら、それにあわせてギターを弾いているふりをするというヤツです。どこだか、ヨーロッパの北の方の背の高い人がいる国が発祥の地らしいのです。

この前も、あたしが大きな音でCDをかけながら、エアーギターをやっていると、神さんが怒鳴り込んできました。

神「やい、何やってんだい、でかい雑音出しやがって」

隠「なんだとお、雑音だと。このやろう。おい。これはなあ、アイアン・バタフライってえ、ありがたいバンドのイナガダダビダって曲だ。八からCD借りてきて聞いてるんだ」

神「イナゴノツクダニだか、イナカノカゴカキだか知らないけど、なんだい、その雑音にあわせて手ぇ振りやがって、何の真似だい」

隠「何の真似だあ。これはなあ、エアーギターってんだ。こうやってな、曲にあわせてな、ギター弾いてる真似すんだよ」

神「なんだい、ジョー・コッカーの真似かい」

隠「お、おめえ、ジョー・コッカーなんて洒落た名前知ってんのかよ」

神「当たり前だよ、知ってるよ。そのくらい知らないで、お前さんの神さんができるかってんだ」

突然、八っつあんが入ってきます。

八「なんだいなんだい、外まで、聞こえるでかい音でCD聞きやがって。俺が貸したアイアン・バタフライじゃねえか」

エ「(ちょっと照れながら)何だよ、八、いたのかい。いいところへ来た。あたしがね、エアーギターやるから、あんたはエアーベースやりなさい。そんでおまえは(お神さんに向かって)エアードラムスをやんなさい。三人でバンドです。これをエアーバンドといいます」

八「なんだい、そのエアーベースってのは?」

隠「八は、ほんとに何にも知らないね。エアーギターってのは知ってるかい。こうやって(ギターを弾く真似)ね、ギターを弾いてるふりをするのさ。だから、お前もベースを弾いているふりをしながらね、こうやって、踊るのさ」

八「へっ、馬鹿みたいだね」

神「ほんとだよ、おまえさん、馬鹿みたいだから止めようよ。あたしゃ、修二と彰の青春アミーゴだったらやってもいいよ」

隠「(涙目で)そんなこといったってなあ、ちょっとでいいんだよ。俺につきあってくれよ。この曲を弾くのがあたしの夢だったんだから」

八「しょうがねえなあ、こうかい?」

隠「だめだめ、それは、ジャズ・ベの弾き方でしょ。ブレ・べ風にね」

八「ジャズ・べもプレ・べもそんなに違いがないでしょ」

隠「まぁ、いいからいいから、はい、わん、つー、すりー。あっ、キーボードがいないけど、まっ、いいか」

ってなわけで、うまく同情を引いて、神さんと八を仲間にしましてな、エアーバンドをしたってわけです。あたしはね、一生懸命に首振ったり、飛んだりしながらギター弾く真似してたんですがね、かみさんと八の野郎がすぐあきるんですよ。二人ともリズム感が悪くてね、

まあ、ご家族で、一度はお試しください。エアーバンドの薦めでした。エアーバンドするときはね、頭にヒモ巻くといいですよ。これが、ヘアーバンド。てけてんてけてん。
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by garumaru | 2006-02-14 19:04
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隠居の研究所
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