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春の散歩

エー、春ですな。春眠暁を覚えず、というわけでいつまでもねていたいのですが、そうもいきません。起きて、布団をかたづけないと、ご飯が食べられないのです。まぁ、そういうわけで、春です。春になると、外に出たくなります。なにしろ、冬は寒いので、外に出るわけにはいきません。まぁ、というわけで、春は散歩の季節なのであります。

隠「あたしゃ、出かけるよ」

神「おや、そうかい。どこに行くんだい?」

隠「どこだっていいでしょ。散歩ですよ。散歩というのは、どこに行くか決めちゃいけないんですよ」

神「ほう、そうかい。誰がそんなこと決めたんだい」

隠「ローリングストーンズのコンサートで決めたんです」

神「ほう、相変わらず、馬鹿なこといってるね」

隠「そんなに、褒めないでください。照れますよ」

神「褒めてないよ」

というわけでですね、散歩に出かけます。一歩、二歩、三歩なんてね。

散歩にはね、鼻歌がつきものです。やっぱり、鼻歌なら、ローリングストーンズですね。

隠「じゃんぴん じゃっ ふら いつぁ ががが(I'm Jumpin' Jack Flash, it's a gas, gas, gas)」

隠「あしいあれっどあ あん あおぺえにぶらあ(I see a red door and I want it painted black)」

そういうわけで、鼻歌を歌いながらあたしは思いました。これを、売って商売にできないかとね。

いまは、iPodが流行です。あれは、イヤホンをつけるので、あたしは嫌いなんです。なんだか、イヤホンてずっと付けてると耳が痛くなるんです。それに、耳が悪くなるような気がするんですな。

そんなんで、この鼻歌をiPodの代わりに売ることはできないでしょうかね。鼻歌Podなんて、名前を付けたらいいですかね。よし、新商品として、売り出すことにしましょう。エアーバンドの練習にもいいですね。鼻歌を歌いながら、エアーバンドをするってのは、乙ですな。
# by garumaru | 2006-04-11 23:38

春の洗濯物

エー、四月になりますと、春ですなあ。

春になれば すがこもとけて
どじょっこだの ふなっこだの
夜が明けたと思うべな

ってなもんですな。すがっていいますのは、氷のことで、冬に氷がとけて家の中がびしょぬれになることをすがもりといいますな。

まあ、そんなわけで、春になると、暖かい。暖かいと洗濯物も乾きやすくて、喜ぶんじゃないかと、お思いでしょうが、ところがどっこい、春はけっこう、雨が多いのでございます。

てなわけでね、春の天気は変わりやすいので、出かけるときに洗濯物を外に出しておくか悩むもんであります。

洗濯物A「ああ、この家の旦那、洗濯物を外に出して畑仕事にいったよ。雨が降ってきたらどうするんだろうね。俺たち、ぬれちゃうよ」
洗濯物B「そうだね、嫌だね、こんな雨の降りそうな曇り空でさ、外に干されるのは」
洗濯物A「まったく」

なんてね、天気の判断を間違って、雨が降るめいって外に干したまま出かけて、昼から雨が降った日にはこんな風に洗濯物にまで馬鹿にされてしまうわけであります。
# by garumaru | 2006-04-08 22:06

ローリングストーンズのコンサート 本番編

最初は、八が三人重ねの席という券を持ってきたので、東京ドームでローリングストーンズが聞けると思っていたのです。それが、どうも騙されていたみたいで、八が反省したのか、さいたまスーパーアリーナの券を持ってきたのです。しかも、今度は一人が一つの席に座れるという券です。

まぁ、重なって座る券を持ってきた人がいたり、前座がいたりして、いろいろと問題はあったのですが、なんとか、七時半には本物のローリングストーンズが始まりました。

じゃじゃじゃーん、じゃあん、じゃっちゃ
じゃじゃじゃーん、じゃあん、じゃっちゃ

ていうギターの前奏が始まるとメンバーが出てきて、ジャンピングジャックフラッシュが始まりました。続いて、イッツオンリーロックンロール、レッツスペンドザナイトトゥゲザーとおなじみの曲を歌ってくれます。

隠「しかし、小さいですね」

神「しょうがないでしょ。一番安い席で遠くから見てるんだから」

隠「それにしても、ミックがアリみたいに見えますよ」

八「そんなことはないだろう。せめて、カブトムシくらいには見えるよ」

神「カブトムシに見えるってことはない。カブトムシはビートルズだもの。これは、ローリングストーンズだからね」

とまあ、そんなわけで、アリみたいなミックが、へんてこな高い声で、「いっしょにいうたってえ」なんて、まるで外人みたいな日本語をしゃべるのです。

隠「なんだろうね、あの変な日本語は。まるで、外人みたいだ」

神「当たり前だろう。いくらミック・ジャガーだって、日本にいるときは外人だろうよ」

隠「まぁ、考えてみれば、ミックジャガーは日本人じゃないし、いいのか」

懐かしい曲が続いて、涙なしには聞けないのです。あそうそう、名曲ワイルドホーセズもありました。思いつくままに、書くと、えー、黒くぬれ、ブラウンシュガー、ミスユー、エモーショナルレスキュー、悪魔を哀れむ歌、ホンキートンクウイメン、えー、あー、あとは何がありましたかね。もう、忘れています。

東京ドームでは、アズティアーズゴーバイも歌ったそうですが、さいたまでは歌わなかったですな。それにしても、マリアンヌ・フェイスフルって、いまは何歳なんでしょう。

ストリートファイティングマントか、ギミーシェルターとかはないですね。あたしは、個人的には、ダンデライオンを聞きたかったですね。あっ、ルビーチューズデイとか、アンダーマイサムとか、聴きたい曲は沢山あるんですがね。

さすがに、よけいなおしゃべりもなく、曲を聴かせてくれます。難を言えば、音響が非常に悪いことでしょうか。とにかく、あたし達は、アリーナの天井に近い席にいるんですが、あっちこっちに音が響いて、何がなにやらわからなくなります。

アンコールの一曲目は、ゆーきゃんとおーるうえいずげっとわちゅううおん。これは、たしか、無情の世界という日本名が付いていたと思います。二曲目はサティスファクションです。この曲で、終了です。

そんなわけで、無事終了しました。駐車場に戻ったら、冷蔵庫と電気ポットもいました。また、みなでトラックに乗って帰ります。

神「(隠居に向かって)何、さっきからため息ばっかりついてんのさ」

隠「いやね、これで、一年で一番楽しいことがすんだかと思うとさ、さみしくて、後の時間をどうやって過ごしたらいいんだろうとおもうとさ、ため息しか出ないじゃないか」

神「なにいってんだよ。せっかく楽しい思いをしたんだから、もっと、嬉しそうな顔をしなよ。あんな高いコンサートに行ったんだから、楽しい顔をしないともったいないよ」

隠「ふう、そうですかね」

まぁ、そういうわけで、コンサートが楽しかっただけに、帰りが寂しかったのであります。
# by garumaru | 2006-04-06 20:55

ローリングストーンズのコンサート 前座編

エー、五時半には席に座って円増が始まるのを待っていたわけですが、なかなか、始まらないし、回りの席を見てもあまり埋まってないのであります。あたし達の席は、一番上なので、他の席がよく見えるのです。天下のローリングストーンズなのに、空席が目立つのであります。特に、ステージに一番近いところは半分くらいしか座っていません。

神「もう、六時なのに、あんまり、人がいないね。一番前の席なんか、まだ、埋まってないね」

隠「そうですね。こんなことなら、もう少し、席代を負けてくれたらいいのにね」

神「おっ、照明が暗くなったよ。始まるんじゃないかい」

隠「あっ、真っ暗です」

「レディーズアンドジェントルマン。レッツ、ウエルカムむにゃむにゃむにゃ

神「あれ、ローリングストーンズじゃないよ」

隠「前座がいるんですね」

神「三人組だね。ギターとベースと太鼓がいるよ」

隠「ふむふむ、クリームとかグランドファンクレイルロードみたいなバンドですか。でも、演奏は、グランドファンクレイルロードよりはずっと上手だね」

神「ベースの人がベルボトムのズボンに高いハイヒールはいてるね。ガロみたいだね。同じ三人組だし」

隠「きみとよく、 このみせにきたものさあ」

神「これ、大きい声で昔の歌を歌うんじゃないよ。せっかく演奏してるんだから、おとなしく聞いてなさい」

というわけで、六時半頃から前座の演奏が始まって、七時くらいまでやってました。前座が終わると、休憩です。三十分くらいの休憩が終わり頃になると、なんと、会場のほとんどの席が埋まってるじゃありませんか。特に、前の席はさっきまで、ほとんど人がいなかったのに、本番が始まる頃にはちゃんと満員になってます。この辺は、何回も来ている通の人達が座っているんですね。その点、後ろの席の人は、よくわからないから、時間通りに来るんですなあ。

まぁ、そんなわけで、ローリングストーンズが出てきたのは、七時半頃でした。いい加減に待ちくたびれてしまいました。
# by garumaru | 2006-04-05 19:53

ローリングストーンズのコンサート 会場開演直前編

さあ、会場に入りました。冷蔵庫と電気ポットは駐車場に止めた八のトラックでお留守番です。あたし達の席は一列に並んでましてね、八が列の端で、その隣が八の娘さん、神さん、あたし、熊の順に並んでいます。

おっと、誰か知らない観客の人が八に近付いてきましたよ。

客「(八に向かって)あのお、すいませんが、この席は1列の250番ですよね」

八「そうだよ。それがどうしたの?」

客「私も、この席なんですけど」

八「何言ってんだよ。ほら、おいらの券みてみな。1列の250番で書いてあるだろう」

客「はぁ、確かに。でも、私の券にも1列の250番て書いてあるんですよ」

八「(客の券を見ながら)あっ、ほんとだね。しかし、それにしても、汚い字だね。鉛筆の手書きだよ」

客「というわけで、ここに座ってもよろしいでしょうか」

八「そんなこといったてよ、無理だよ。ここはおいらの席だもん」

客「私の券には、1列の250番の上って書いてあるんです。だから、あなたの上に座ります」

八「そうなの。ほんとにここに座りたいの」

客「はい」

八「悪いけどさ、もう一度、念のために券を見せてくれる」

客「どうぞ(といって、八に券を渡します)」

受け取った八は、券をすかしてみたり、こすったりして確かめています。

八「おや、よく見てごらんよ。あんたの券は1列の25番の上って書いてある」

客「あっ、本当だ、さっきまで、250番だったのに、おかしいな」

八「まあ、そんなこともあるさ。25番に行ったらいいよ」

と、その観客は離れていきました。

隠「どうなるかと思いましたね」

八「おう、鉛筆書きだからな250番て書いてある0のところをつばでぬらした指でこすってたら消えたのさ」

隠「ほう、指でこすって、0を消して、250番を25番にしたわけですか」

八「そういうこと、それにしても、あの人はだまされたんだぜ、そんな椅子に重なって座る券なんてあるはずないよな」

隠「あれ、八はあたし達に三人座る券を売りつけたじゃないですか」

八「ああ、そうだったかな。昔のことは忘れたよ」

八はとぼけてますが、やっぱり、あの三人重なって座る券は八があたし達をだまして売りつけたもんじゃないんですかね。まぁ、そういいながらも、ローリングストーンズのコンサートは始まるわけです。
# by garumaru | 2006-04-04 19:31 | 人口問題




隠居の研究所
by garumaru
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登場人物
隠居

八五郎=隠居の隣人、植木職人

熊吉=隣人、大工

電気ポット=主人公
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